『政府が地域再生本部を設置』
地域再生本部及び経済連携(FTA)交渉推進本部が設置されました。

地域再生本部
本部長 小泉総理大臣、副本部長 金子特命大臣
経済連携(FTA)交渉推進本部
本部長 中川経済産業大臣
なおこれらについて中川大臣は閣議後の記者会見で次のように述べています。(以下抜粋)
(閣議/閣僚懇)
 
 閣議では、地域再生本部を発足するということで、小泉総理が本部長で金子大臣が副本部長で、全閣僚がここに参加するということで、閣議後に第一回の会合が開かれました。
 竹中大臣の説明によりますと、経済が少しよくなっているけれども、地方の活力を大いに生かして、経済の活性化と地域雇用の創造を図る、地方にできることは地方に、民間にできることは民間に、地域が自ら考え行動する、国はこれを支援するという地域の自立の精神と活性化の芽を大きく育てて定着させていくことが重要であり、自然環境、地場産業、技術、伝統、観光資源等を活用する、このために、国はワンストップサービスで地域の要望を受けとめて、適切に対応していく、また、国は、行政サービスのアウトソーシングをやっていくという柱で今後やっていきたいということで、経済財政諮問会議で来月の後半に集中的に議論するということでございました。
 各大臣からいろいろ発言がありましたが、私からは、地域経済が依然としてばらつきがある、悪いところは悪いという状況を考えて、きめ細かくやっていただきたい、それから、観光といっても、自分のところの例を挙げまして、景色がきれいというだけでは人はなかなか来ないので、インフラ整備が必要で、例えば、下水、トイレ、宿泊施設などの問題をトータルでやっていかないと、単に観光資源が豊かですというだけでは、今や、絵はがきや3Dビジュアルである程度体験できますから、子供の感性や教育も含めて、本当に肌で感じるものをもっと幅広く位置づけをしてもらいたいというようなことを申し上げました。
 閣議は以上でございます。
 
 それから、我が省といたしましては、FTAについて、メキシコもご承知のとおりまだ交渉が残っておりますし、韓国もいよいよスタートすることになりましたし、それからまた、これは日程は決まっておりませんけれども、タイ、フィリピン、マレーシア、その他、これから出てまいりますので、経済産業省の中に経済連携交渉推進本部を設置いたしまして、私が本部長になって、全省を挙げて、交渉方も、それから国内の関係産業に関係する部局も含めまして、総合的な体制で、しかも同時並行的に複数の交渉をやっていく体制を一元的に本部という形で立ち上げようということにいたしました。
 以上でございます。


2003/10/25(Sat)



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