Weekly Column 2003. 11
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11月25日 (火)   山下議員と

山下英利参議院議員と話す機会があり、お礼とお願いを申しました。
というのは、一年ぐらい前に二つの税制のお願いをしました。
一つは同族会社の留保金課税の廃止、更に一つは欠損金の繰越期限の延長です。留保金課税は平成15年度税制改正でその執行が停止され、中小企業がV字回復する際の税負担を減少できます。経営基盤の弱い中小企業が内部留保を高める折の障害であり、理屈はともかく廃止すべきと考えています。少なくとも停止されたことにお礼申しました。
もう一つは欠損金です。現行規定では過去5年間の欠損金しか控除できません。景気回復の兆しが指摘される中で、せっかく過去の損失を取り戻したにもかかわらず、5年を経過したために税負担を余儀なくされることが多々あります。経済産業省も要望しています。期間の延長を是非実現してもらいたいものです。
(Y.H)


11月12日 (水)   政府税調 活動再開

衆議院選挙が終わり、開店休業状態だった政府税制調査会が早速活動を再開した。
税制改正大綱が示される12月中旬まで1ヶ月。改正議論に拍車がかかることになる。
とりわけ住宅ローン減税制度は16年12月に期限が来るため、その後のありようが注目される。
現行規定では平成15年中の住宅取得の場合10年にわたり最高500万円、16年中の取得の場合は6年にわたり最高150万円である。
財源確保のため廃止したい財務省、住宅建設を進めるため継続したい国土交通省。
政府税調の検討と財政状況や景気動向にも目配りした政府与党の判断が気にかかるところ。
自民党税制調査会は今回選挙で主要メンバーが引退若しくは落選のため再編成される。
(Y.H)


11月4日 (火)   結婚披露宴

過日友人の子息の結婚披露宴にお招きを頂きました。夕刻から始まった披露宴は実にさわやかなひと時で、大袈裟に言うと時代の感性みたいなものを感じました。
新郎はNTTで最先端の情報通信のアプリケーション企画の部署に、新婦はリクルート社の企画の部署にそれぞれ所属していることと関係あるのかもしれません。
来賓の祝辞の後は、友人たちの独壇場。通り一遍の歌もスピーチも一切なし。学校や会社の友人たちがそれぞれの視点から、映像を駆使して二人の人となり、結婚にいたる経過を楽しく紹介してくれました。映像に加え、画面に現れるキャッチコピー、手馴れた語り口、明るいユーモアに溢れた演出は確実に会場を一体化させ、新郎新婦が常に参加者の真中にいる和やかな披露宴を盛り上げました。
これが次なる時代の感性かと実感したわけです。司会者がお開きを告げた時、既に開宴から4時間近く過ぎていたことをはじめて知りました。
(Y.H)